日本の有名な完熟マンゴー

最終更新日 2024年11月13日

マンゴーにはたくさんの品種があります。
マンゴーの中でも完熟マンゴーと呼ばれるマンゴーは十分に熟していて甘みの強い分野に入ります。
日本で栽培されている完熟マンゴーの多くはアーウィンと呼ばれる種類のマンゴーです。

アーウィンと聞くとピンとこない人も多いと思いますが、アップルマンゴーの一種となっています。
アップルマンゴーというのは完熟すると全体が赤っぽくアップルのように色づくことが名前の由来となっています。
こちらは宮崎県や沖縄などで多く栽培されていて程よい酸味と甘さが人気の理由となっています。

このアーウィン種のマンゴーは日本では木に付いたまま完熟させているそうですね。
栽培している人たちは気候や環境をしっかりチェックして完熟まで大切に育てています。

なぜ木に付いたまま完熟させるかというと、日本の国内での流通用となっているので収穫後の移送時間が短いことが前提となっています。
木で完熟させ、最高の状態のマンゴーを数日以内に消費者に届けてくれるということにもなり、より美味しい完熟マンゴーを食べることができると思います。

もちろん海外でも同じ品種のマンゴーは栽培されているのでが、海外で栽培されたものと国内で栽培されたものとでは明らかに味が違っています。

これは木で完熟させているという点の違いももちろんそうですが環境や移送時間、保存状況などにもよります。
なんといっても沖縄などで栽培されたアーウィンの甘さは、海外のマンゴーでは味わえない美味しいものとなっています。

表面はリンゴのように赤く、中身はオレンジがかった濃いイエローのアーウィンは、小さな子供にも大人気です。
とても甘いので、甘いのが苦手な人には食べる前に敬遠されることもあるようですが、甘いのが苦手な人でも舌触りが良く馴染みの良い味となっているのでぜひ多くの人に味わってみて欲しいと思います。

食後にこんな完熟マンゴーがデザートとして食べられたら、とても贅沢な気分になれると思いますよ。

美味しい食べ方

完熟マンゴーを食べたいけど、どうやって食べればいいのかわからないという人、結構多いのではないでしょうか。
桃のようにマンゴーも内部に種が入っているので、上手に実だけを取って食べるのが難しいと感じる人も少なくありません。
そこで完熟マンゴーの食べ方について紹介してみます。

まず完熟マンゴを選ぶ場合は、熟し加減をチェックする必要があります。
アップルマンゴーであれば全体的に赤く熟しているものがオススメです。
ただし手でつかんでみてあまりにも柔らかくなっているものは熟しすぎですので、ハリのあるものを選ぶようにしてください。

またタイやフィリピン産の黄色い完熟マンゴーの場合もハリがあってしわのないものを選びましょう。
鮮やかな色合いのものが適しています。

茶色っぽくなっているものは熟しすぎて古くなっている可能性もあるので避けたほうが良いと思います。
食べる場合はまずは種を取り除く必要があります。

食べたことのある人はご存知だと思いますが、マンゴーの種は中央に平べったい形状であります。
この種、柿の種のように硬い種ではなく繊維質の高い種となっています。
ですので包丁は入れやすいですね。

種に沿うように切り分けると無駄なくきれいに果実を取ることができます。
また先に完熟マンゴーの皮をむいてしまうと、この種を取る作業がしにくくなってしまいます。

そのため完熟マンゴーを食べる場合は、先に種を取り除いてから皮をむくほうがきれいに果実を取れます。
この取りにくいという性質を活かしてた完熟マンゴーの素敵な切り方なんかもネットでは紹介されています。
種に沿って魚をおろすように果実を切り取り、革を付けたままの状態で果実だけに縦横の切れ目を入れてあげるとまるで花のようになります。

料亭などではこのように花切りされた完熟マンゴーがよく登場しているんですよ。
完熟マンゴーは柔らかいので、皮が付いている状態でフォークやスプーンなどで食べることもできます。
メロンを食べる時のような要領と考えてくださいね。