美容院の経営に成功する人、失敗する人

最終更新日 2024年11月13日

美容院を個人経営するにあたってのメリットとは何でしょうか。

フランチャイズ加盟店だと、どうしても本部で決めたルールに従わなければなりません。

店内のインテリアからレイアウトまで全て決まっている場合もあります。

独自のメニューの提供も制限されてしまう可能性があります。

しかしこれが個人経営になると、店内のインテリアからレイアウトまで自分が思い描いたように、全てを取り仕切ることが出来ます。

あなたの技術を見込んで指名してくれていたお客さんは、無理な営業をしなくても、新しい店について来てくれる人もいることでしょう。

いずれにしろ、独立の際には、お世話になった店にご迷惑をかけないように気をつけましょう。

個人経営は良いことばかりではありません。

むしろ後ろ盾がない分、何もかもを背負う覚悟が必要です。

営業、接客、資金繰り、新規顧客の開拓など、自分で何でもやらなければなりません。

要するに美容師としての技術の他に経営者としての才能も求められます。

美容院の個人経営に成功しているのは、独立前から入念に経営の勉強をしている人です。

新規開業する際に、国から下りる補助金や助成金も上手く活用しています。

それとスタッフ全員で美容院を創り上げていく気持ちの強い人。

例えばFACE DECOの鈴木貞一郎さんなんかはその典型だと言えるでしょう。

利益はスタッフにもしっかり還元するのがとても大切です。

美容業界は競争がとても激しい世界です。

次々に手頃で、魅力的なサービスを行う美容院が増えています。

その競争の中で生き残るためには、経営者としても技術者としても、同業他社の中で高く評価されなければなりません。

反対に美容院の個人経営に失敗しているのは、利益優先で、その店で働くスタッフのことを大事に出来ない人です。

自分の店だからと言って、思い通りに物事を進めていては、従業員はついて来ません。

必要とされるのは、美容師としての技術だけでなく、従業員を育てる能力やモチベーションを管理出来る能力が備わっているかどうかです。