最終更新日 2024年11月13日
アトピー肌の痒みはたくさんある皮膚疾患の中でもかなり痒いといわれています。
アトピー肌は子供から大人までどの世代にも見られます。
アトピー肌になってしまう原因は角質層にある細胞間脂質という「セラミド」という成分が体質的に不足しているために表皮のバリアの機能が低下してしまうからであるといわれています。
バリア機能が低下してしまうことにより潤いを維持できなくなり乾燥してしまい肌のあれや痒みが起こってしまうと考えられています。
乾燥してしまった肌は皮脂分泌が多くなるので、ニキビになりやすくなってしまいます。
アトピー肌とニキビも肌の乾燥が良くないのはご存知だと思います。
この「乾燥」の対策がアトピー肌とニキビにも効果があるのです。
そこで効果の高いのが化粧水だと思います。
化粧水といっても様々なものがあります。
そのなかでもアトピー肌に最適なのは高保湿化粧水です。
肌のバリアは外敵から守る役目と水分を保持する役目があります。
肌のバリア機能の約80%は細胞間脂質によって成り立っています。
その細胞間脂質の成分であるセラミドが不足してしまうと保湿と保護ができなくなってしまいます。
セラミドは食事やサプリメントなどで増やすことができません。
天然セラミドやヒト型セラミドが配合された化粧水で補うことが望ましいのです。
角質層での細胞間脂質と同じように水分を挟み込んで潤いを保ちます。
水素添加大豆レシチンやスフィンゴ脂質もこのタイプの成分です。
次に保湿力があるのは美容の成分として良く使われている「ヒアルロン酸」です。
このタイプの保湿成分は肌の表面で水分を抱え込んで保湿するのです。
コラーゲンやエラスチンもこのタイプです。
グリセリンやアミノ酸は空気の中の水分を吸収する性質を利用しているため乾燥している場所では効果がありません。
化粧水を選ぶときはセラミドを配合した化粧水かヒアルロン酸を配合した化粧水を選ぶことをお勧めします。
しかし、アトピー肌の症状がひどい場合は悪化することもあるので注意が必要です。